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2006年01月14日
県議会議員にもまともな説明もなし 撤回しかない単県医療費公費負担制度「見直し」案
先日市長会からとどいた手紙をご紹介しましたが、13日の生活環境・保健福祉委員会で県議会議員には具体的提案がされると思っていました。しかし、この日まともな説明もなかったのです。県議会の様子をお知らせします。
朝、議会に登庁して配布された資料をみると、予算案のみであり、医療費助成制度見直しに関しての説明資料は全く見当たりません。早速担当の保健福祉部に説明を求めたところ、制度見直しはすでに来年度当初予算案に組み込んでいる、議員には口頭説明のみというのです。
県議会では、予算案の審議については、一日目は報告のみ、質疑は次回以降という取り決めがあります。ですから今回は質問もできません。委員会での口頭説明は、本当に簡単なものでした。メモしながら怒りで震えました。
昼ごろ委員会が終わり、議員控室に戻ると、机の上に当局から「制度改正の概要」の入った私宛の封筒が置いてありました。高齢者対象は段階的廃止、ひとり親・乳幼児・重度心身障害者医療助成に所得制限を設け、原則一割自己負担の導入、市町村負担増です。乳幼児医療を通院を就学前まで拡大しても、県の医療費公費負担制度の予算は24億6000万円と、昨年比10億円以上も減少することになります。市町村と県民に負担をおしつけるものであり、福祉の後退です。市町村が怒るのも当然です。
県民の健康と命にかかわる制度が、こんなに安易に扱われていいのでしょうか。
午後2時から日本共産党県議団として、撤回を求めて以下のような申し入れをしました。(乳幼児医療通院の就学前まで拡大を除き)
武田英夫団長とともに、藤沢賢志県保健福祉部次長らに申入れ文書を手渡し、意見交換をおこないました。
申し入れは、今回の「見直し」(案)の撤回を求める理由として、①乳幼児医療費制度の「通院の年齢拡大」(三歳未満を就学前に)以外は、これまで県下の自治体や県民が一貫して求めてきた、対象年齢の拡大をはじめとした制度の拡充や岡山市・倉敷市への補助率を元の二分の一に復元するという要望に全く耳を傾けないものである、②その具体的内容は、老人医療費の段階的解消や自己負担の導入、所得制限の対象者の見直しなど、制度の原点を踏みにじる「制度の根幹」に関わるものとなっている、③これまで県制度に上乗せして所得制限の廃止や年齢拡大に取り組んできた市町村がこれまでと同様の水準を維持しようとすれば、多大な負担を強いられることになるのは明らかであると同時に、当初予算編成の時期に強行することは、市町村に耐え難い困難を強いるものであり、県がこれを強行することは、県と市町村の円滑な関係を踏みにじるものとなることは必至である、の三点を指摘しています。
藤沢次長は、「県の制度は、県の制度に乗ってもらえるのであれば市町村を補助しましょうというものであって、市町村が県の制度と無関係に独自の厚い施策を採れば、負担が増えるのは当然。今回の制度見直しで県の負担は約十億円減るが、この制度に乗ってもらえば、市町村は財政的にも楽になるはず。これまでの県の補助率が、市町村合併がすすんだ現状からみてそのままでよいのか。また、六分の五の補助率というのは他県には例がない。そういうことを踏まえ、新しい観点で見直した」と述べました。
公費負担制度は、県の制度を屋台骨にして市町村の制度があるのであって、住民と密着して少子化対策に取り組んでいる市町村にとって、県が制度を見直したからといって、所得制限や自己負担を住民に転嫁することは実際問題としてできない。負担増に直結するから怒っている。他県に例がないから見直すというのであれば、岡山市や倉敷市の補助率(六分の一)こそ他の中核市に例がないではないか。そういう案を、今日予算化して出してきたこと自体が問題です。
投稿者 赤坂てる子 : 2006年01月14日 17:26